EC-Cube4.0.0がリリースされたので早速インストールしてみました。
中身は追々色々と見ながら書いていこうと思いますが、 とりあえず、インストールで引っかかった点を記録しておきます。
EC-Cube 4.0.0は画面の指示に従って操作すると簡単にインストールできます。 手順はたったの5ステップです。
Step1:ようこそ
基本的には「次へ進む」を押すだけです。
サイト情報の送信を承諾する場合には「送信を承諾する」をチェックします。
Step2:権限チェック
上記の画面が表示されればOKです。
エラーメッセージが表示される場合は大体サーバ上に配置したEC-Cubeのパーミッションが誤っています。
実行ユーザが必要なファイルに書き込みできるようにサーバ上で権限の変更を行う必要があります。
Step3:サイトの設定
あなたの店名、メールアドレス、管理画面ログインID、管理画面のパスワードを入れていきます。
管理画面のパスワードは1回しか入力が求められないため、 ここでミスるといきなりログインできなくなる可能性があります。。。
セキュリティの設定
管理画面のディレクトリ名は以下のようにURLの一部になります。 外部から推測されやすい名称は避けましょう。 「サイトへのアクセスをSSL(https)経由に制限します」は2018年現在は常識と言っていいと思います。 対応不可能な場合を除き、忘れずにチェックしておきましょう。
https://[ドメイン名]/[管理画面のディレクトリ名]/
「管理画面へのアクセスを、以下のIPに制限します」は自分の通信環境次第です。 固定IPやプライベートネットワークからしかアクセスしない場合は設定しておいた方が安全ですね。
メールの設定
SMTPホスト、SMTPポート、SMTPユーザ、SMTPパスワードはそれぞれ適切な情報を入力します。 (この記事の本筋ではないので省略します)
ここまで終わったら「次へ進む」を押します。
Step4:データベースの設定
こちらはあらかじめ作っておいたデータベースへの接続情報を入力します。
最後に書きますが、ここにトラップがありました。。
必要な情報を入力したら「次へ進む」を押します。
Step5:データベースの初期化
新規インストールの場合は「次へ進む」を押すだけです。
インストールはサーバスペック等によっては多少変わるでしょうが、
私は1分もかからず終わりました。
Step6(Complete):インストール完了
上の画面が表示されたらインストールは完了です。
ハマったこと
インストールの完了後、管理画面にログインしようとしたところ、システムエラーの画面が表示されました。 ユーザ用のトップページにアクセスしても同様にシステムエラーの画面が表示されます。
こういう時はまずはログを調べます。
ログはインストールディレクトリからの相対パスでvar/log/prod/site-yyyy-mm-dd.logにあります。 /var/logの方ではありませんので注意してください。
ログを見ると、データベースへのアクセスに失敗していることが分かりました。
次にデータベース接続情報を確認します。
データベース接続情報はインストールディレクトリ直下にある.envの16行目に書かれています。 DATABASE_URL="接続情報"
ここで、私が設定したパスワードと設定値が異なる事が分かりました。 私は「abc$defghijk」を設定したのですが、設定されていた値は「abcdefghijk」になっていました。 $が抜けています。。
DATABASE_URLを修正したり、データベースパスワードの方を変更してDATABASE_URLと合わせてみましたが、接続できませんでした。 (ここはEC-Cubeのキャッシュの考え方を正しく理解しているわけではないので、もしかしたら調査不足かもしれません。)
インストールが正常に完了していないリスクも考慮すると、パスワードを変えて再インストールすることが確実ですので、 データベースをdrop&createし、インストールディレクトリも削除&再展開してインストール作業をやり直しました。
改めてStep1からの手順を踏んで恐る恐るアクセスをしたところ、、、 無事に管理者用のログインが画面が表示されました!!
EC-Cube.4.0.0ではデータベースパスワードに$を使ってはいけないようです。