H2OというWebサーバ

Webサーバの概要と有名どころ

Webサービスを運営する場合に必要になるのがWebサーバです。

Webサーバはブラウザなどクライアントからのリクエストに対して、htmlファイルに代表されるリソースを返すサービスのことを言います。

Webサーバにはいくつかの選択肢があります。 有名どころでは、インターネット系のWebサーバだと古くはapacheがデファクトスタンダードとなっていた時代もありましたが、ここ5年くらいはnginxも良く聞かれるようになってきました。 また、イントラネットなとWindows Serverが使われるケースではMicrosoftのIISが以前として相当程度のシェアを維持しているように感じます。

そんなWebサーバの市場にあって、私の中で最近マイブームになっているH2OというWebサーバについて、簡単にご紹介したいと思います。

H2OとはどんなWebサーバ?

元々はDeNA社内で奥さん(Kazuho Oku)という方が中心となって開発した、HTTP/2をデフォルトとする軽量高速なWebサーバです。

Nginxも「apacheよりも遥かに高速」が謳い文句だった時期もあったと記憶していますが、H2Oはその「Nginxよりも遥かに高速」だそうです。

ライセンス形態はMITライセンスです。

SCDB JAPANではNginxとH2O両方のWebサーバを使って負荷分散していますが、リソースを並列で転送できるHTTP/2でアクセスしたときの方が、ブラウザから見た体感としては早いように感じます。 時間が出来たときに詳しいベンチマークを取ってみたいと思います。

元々は2台目のWebサーバを立てようとしたときに、NginxでHTTP/2を採用しようとして色々調べていたときに見つけたのですが、いざ使ってみると導入も簡単ですし、mrubyというrubyライクなスクリプト言語で柔軟に設定を記述できます。 また、作った人が日本人という点も10年ほど前にrubyに出会った時のような感覚を思い出し、すっかり気に入ってしまいました。

作った人のご紹介

開発者の奥さんは、IPA(情報処理推進機構)が経済産業省の補助を受けて行なっている「未踏ソフトウェア創造事業」によって「天才プログラマー/スーパークリエータ」として認定された過去を持つスゴイ方です。

ネット上の情報によると、今年からDeNAを退社され、次世代CDNサービスを開発している米Fastlyに転職されたようです。 H2O の世界最大の利用者であり、世界有数の規模の HTTP トラフィックを捌く事業者であり、HTTP を高度に運用することを事業のコアとしている Fastlyで、これからもH2Oの開発をリードしつつ、Fastlyで得た果実をオープンソースに還元する取り組みを続けられるとのこと。 勝手・陰ながら、今後益々のご活躍をお祈り致します。

To be continued...

ほんとはサクッとH2Oサーバのインストール方法を書きたかったのですが、前置きが少々長くなりましたので、筆を改めたいと思います。